出合小学校ブログ

出合小学校の日々の活動記録です

ICT活用授業参観~山口大学の先生をお迎えして~

 今日は、山口大学教育学部の先生方をお迎えして授業参観(ICT活用)を行いました。出合小学校では校内研修として、ICT機器(タブレット端末等)を授業の中でのツールとして活用することで、子どもたちの学びを伸長したり、伝え合い学び合う道具として子どもたちが使ったりすることをめざす授業を行っています。

 6年生では、国語の「文の組み立て」について、ロイロノートのカードを何度も並び替えることによって文の構成の性質について気づく授業をしていました。

6年国語

 5年生では社会科で、「あたたかい土地のくらし」について黒板のマインドマップを活用して、教科書の資料やタブレット端末による検索より根拠を明らかにして学びを進めていく授業が行われていました。時に自分の考えをグループで話し合うことで、新たな気づきを生む場面も見られました。

 

 特別支援学級では、複数学年の児童に一人一台タブレット端末を使うことにより、個別最適な学びの保障を行ったり、黒板とモニターを両方活用することで黒板が子どもの考えを記録したり、やりなおしたりする場として使われていました。

 

 3年生は、国語の説明文「こまを楽しむ」でワークシートに収めるカードをタブレット端末で書いていく活動をしていました。ローマ字入力に挑戦していく子どもたちの粘り強い学びが印象的でした。

 1年生では、国語科「ねことねっこ、おばさんとおばあさん」で言葉の使い方により意味が変わってきたり、書き方や読み方を学ぶことにより使いこなすという授業をおこなっていました。子どもたちの手元のプリントと先生がモニターに表示している画面とマッチングすることで、子どもたちは安心して分かりやすく学ぶことができていました。また、発音する音を動作をしながら体感することで、子どもたちは楽しく言葉を意識づけできていました。

 

 4年生は算数「一億をこえる数」の学習でした。板書やノートで数字の桁に気を付けながらツールを使って繰り返し作業をすることとで、個別な学びを保障していました。 

 また、タブレット端末に課題についての考えを書いて提出し、モニターの一覧に表示してある友達の考えと見比べることで、自分の考えを修正したり、確からしさを確認することができていました。

 

 どの授業でも、学習場面の必要な時に、さっとICT機器(デジタル)を取り出して使ったり、ノートやワークシート等の作業(アナログ)の時は、タブレット端末等は机に片づけてしっかり学習に集中したりと、メリハリのある学習がなされていました。

 放課後に大学の先生と担任の先生が集まって座談会をしました。これからも、ICT機器を子どもたちも使いこなしながら、異学年でも交流等もできるとさらに子どもたちは伸びていくでしょうと大学の先生から助言をいただきました。